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066. 決断のとき

by Kyrie

別の町が見えてきた。



ペリグリーノさん、おはよう。



私はここで決断をする。

結局、フランス人のマリとはまた会った。
この町で、彼女は私を待っていた。


親しくする人がいない孤独はつらかったけれど、
あれこれ考えたり、撮りたいときに写真を撮ったりするにはひとりがよかった。

巡礼はそういうものだと思っていた。

なので、私はマリに言った。
「私を待たなくてもいい」
とても日本的な表現だ。

マリは言った。
「自分がしたいからいいの」

私は日本人の感覚を少し横に置いて話さなければならなかった。
「私は一人で歩きたい」




家の出窓のような小さなベランダの下の彫刻が素敵だった。


重いザックを担いで腰で固定している格好で、上を向いて写真を撮るのはつらかった。




Kyrie
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