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040. ロンセスバージェスのアルベルゲ

by Kyrie

多くの巡礼者が一度に泊まるので、ピレネー山脈の中にあるロンセスバージェスのアルベルゲは大きい。



二段ベッドが二つくっつけてある。
私の隣は屈強なヨーロッパのおじさま。
彼は寝袋に下着一枚で潜りこんで寝ていた。
こんなので間違いが起こらないのかしら、と少し不安になる。
まぁ、オープンスペースだけどさ。

私は朝出発したフランスのアルベルゲで出会ったドイツ人の女性の家族たちと食堂で晩御飯を食べた。
シャワーも浴び、明日からの道の情報を手に入れた。
ショップカードや小さなちらしが私の大切な情報源となった。

ここまでたどり着いて安心したのか、私はこの夜、ちょっぴり泣いた。
「どうしてこんなところまで来ちゃったんだろう」
不安で泣いた。

しかし、帰ろうにも道がわからない。
とにかくゴールを目指して進むしかない。
それしか私は道を知らない。


アルベルゲのそばにはヤギが飼われていた。
この近くに洗濯物干場があったような気がする。

夕食が終わったら取り込みに行った。

こうして長い1日が終わった。





Kyrie
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