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028. 赤いザック

by Kyrie

私が担いで歩いたザック。
大きいの。
巡礼者の印の帆立貝も見てちょうだい。


次に歩くときは、こんなに大きくて重い荷物は担がない。



高い山。
羊の群れ。
こうなると思い出されるのは「アルプスの少女ハイジ」。

ええ、ハイジ気分は堪能できましたとも!


しかし、ここは緯度も高度も高い。
いくら晴れていて日差しはきつくとも、
さえぎるものがない場所へ吹き付ける風は冷たく、耳はちぎれそうに痛かった。

私はずっと、心の中で、
「おじいさーーーーーーんっ!
あたい、とっても寒いのーーーーーっ!」
と叫んでいた。

あまりの風の強さに、帽子のつばが折れ、視界を遮るので
途中から帽子を脱いだ。

空に近い道は続く。






Kyrie
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